トーチ

2018年10月11日 木曜日

「トー通」ぜんぶ

トーチ編集部は全国の書店員さんに向けて「トー通」という機関紙を発行しています。2015年の夏から隔月刊で出し続け、つい先日(2018年10月)第19号を迎えました。20号の大台を目前に控えバックナンバーを総覧すると自分たちの足跡がありありと蘇ってきます。第1号に編集長の関谷が「トー通」をどういう意図で発行するかについて書いています。たぶん書いた本人も忘れていると思いますが、改めて読み返して、いいことが書いてあるなあと思いました。みなさんぜひ読んでみてください。

弊社には2ヶ月に1度「販促封筒の封入日」というのがあります。新刊・既刊の販促物(試し読み小冊子・POP・ポスターなど)を全国の書店さんにまとめて送るのです。トーチ、リイドカフェ、時代劇誌、グラフ誌の編集者たちと営業部が7階の大会議室に集合し、ベルトコンベア式に手作業で封入していきます。「トー通」もその中に入れます。

「トー通」は関谷、中村、中川、山田、信藤の5人で作っています。毎回、山田くんがそれぞれの担当分を割り振って、みんなで記事を書きます。記事の〆切りは封筒封入日の2〜3日前に設定されますが、日々の業務に忙殺されて誰も守ることができません。当日の、封入作業が始まる4時間くらい前になって初めてみんなの尻に火がつき、時間ねえとかやべえとかなんとか言いながら記事を書き上げ、山田くんに渡し、山田くんが大急ぎでレイアウト。編集部のプリンターで300部を印刷、せっせと2つ折りにして、7階まで駆け上がり、作業が始まる1分前に滑り込ませる、というやり方でやってきました。次は余裕のある進行を、という話に毎回なりますが、このやり方で19回もやってきて、かつどうにか間に合ってしまってきたわけですから、これからもこんな感じでしょう。

最新号の第19号には新人漫画家さんが参加してくれています。不吉霊二さんの「もう秋なのね」。ちょっと他にはない新しい才能です。ご注目ください。「トー通」に漫画家さんに何か描いてもらうというのは初めてなのですが、書店員さんにも楽しんでもらえるし、誌面も充実するし、漫画家さんに原稿料も少し渡せるし、「トー通」の理念に適ったとても良い試みなのではないかと僕は思っています。ご興味のある漫画家さんは各担当編集にご連絡を。

また、今号には社内デザイナーとして新しくやってきた望くんも参加しています。レギュラーの4コマ漫画は山田くんの担当というか山田くんが自分でやると言って始めたものですが、毎回すごくつらそうです。山田くんはそれでも無理やり描き続けてきましたが、今回は望くんにぶん投げたようです。前にも一度のぶちゃんにぶん投げたことがありました。楽をしようとしたわけですね。

意外と知られていないかもしれませんが「トー通」は複製・転載・上映・放送等、なにもかも大歓迎です。バックナンバーをぜんぶアップしますので、書店さんも読者さんも漫画家さんも、どなた様もご自由にお楽しみください。

(編集部・中川)

第1号

第2号

第3号 

第4号

第5号

第6号

第6号 EXTRA

第7号

第8号

第9号

第9号  EXTRA

第10号

第10号 EXTRA1

第10号 EXTRA2

第11号

第12号

第13号

第14号

第15号

第15号 裏

第16号

第17号

第18号

第19号

第19号 裏