編集部員がそれぞれのテーマで選ぶトーチ名作選
〈🐞テーマ”虫のさざめき”について🐛〉
数年前に観た映画に、虫を扱った演出があまりにも陳腐で腹立たしく感じた作品がありました。
ある虫を”不潔”で”不気味”なものの象徴として安直に扱い、
その否定的なイメージを人間の特定の属性や特徴へと結びつけるような描写もあって、
たしか鑑賞後は感想メモに「くそダサい作品だった」と書き殴った気がします。
春に蠢いていた虫たちがさらに活発さを増す6月。
「トーチとの遭遇」が始まることになり、久しぶりにその映画を思い出しました。
単純な発想ですが、虫を扱う魅力的な作品を集めたいと考え、今回の特集テーマとしています。
各作品に登場する虫の描かれ方は実に多様で、モチーフとしての意味づけや演出にも豊かな幅があります。
ひとつの作品の中で複数の意味が与えられたり、
作品が変われば同じ虫がまったく異なる印象を与えることもあり…とても面白かったです。
公開順には編者なりの意図を持たせていますが、どこから読んでも面白い優れた作品ばかりです。
お好きな順番でお読みください。
それでは、素敵な遭遇を!
(編集:加藤)
━━━ 特集作品一覧 ━━━━
・やうやうと「虫みたい」
・田口ヒロト「モノローガー」
・えさしか「夏のきのこ」
・川勝徳重「ロイコクロリディウムの恐怖」
・カシワイ「窓」
・高浜寛『蝶のみちゆき』#01
・あぶらめちかた「途中の話を聞かせて」
・INA『つつがない生活』#13
・新里堅進「第三外科の最後」
・鶴谷香央理『don’t like this』#6
・意志強ナツ子『マオニ』第9話
・岩澤美翠『千年ダーリン』#28
・龍村景一「ムカデコウモリ人間デスベノム」
・斎藤潤一郎『死都調布』Chapter.10 DO THE WRONG THING 2
・梓義朗「虫の知らせはあてにならない」
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トーチ編集部
編集長:中川敦(アスパラ)
副編集長:中山望(にんにく)
編集部員:エ☆ミリー吉元(白菜)、板谷みずき(ネギ)、加藤桃香(ゴーヤ)
デザイナー:岡野乃里子(トマト)
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