人の発した言葉を”獣”として見ることで、その言葉の「真意」を捉えることができる共感覚の持ち主・東雲(しののめ)。言葉が好きで、詩に強い関心を持ちながらも、そのことに向き合いきれていないクラスメイト・やっけん。
二人はふとしたきっかけから、東雲の持つある目的のために協力し合うことに…。
なぜ人は死を怖がるのか。知ることでそれを乗り越えられるのか。
二人が立ち向かうのは、どこまでも普遍的で根源的な、言葉と知の冒険の道のり――。
「生きることは、立ち向かうことだ」
各所で話題のヒット連載、さらなる深化の第3巻。