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獅子と牡丹

「獅子と牡丹」

聖なる秘宝を求めて……血脈と宿命のサーガ

富永電(あきら)は地元・天草の地金買取「天竺トレーディング」で働く29歳。
母は早逝し、ギャンブル依存の父と二人で暮らしている。

彼には幼少期から繰り返し見る夢がある。
曇天の海、死人のような影、仄暗い地下トンネル……
不穏な夢と虚しい現実をもてあまし、未来を諦めかけた彼を追いつめるように、ある日、父が多額の借金を残して失踪し……

第24回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」受賞作家・高浜寛が描きだす血脈と宿命の一大叙事詩。

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高浜さんみずから手がける宝探しの地図です。最新話が公開されるたび重要スポットが増えていきます。埋蔵金を見つけてひと山あてたい方はお見逃しなく💰

作者プロフィール

高浜 寛(Kan Takahama)

熊本県天草生まれ。筑波大学卒。2020年『ニュクスの角灯』で「第24回手塚治虫文化賞 マンガ大賞」および「第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・優秀賞」受賞。著書に『イエローバックス』『泡日』『凪渡り』『トゥー・エスプレッソ』『四谷区花園町』、長崎三部作『蝶のみちゆき』『ニュクスの角灯』『扇島歳時記』、『愛人 ラマン』(原作:マルグリット・デュラス)、『薔薇が咲くとき』(原作:ミュリエル・バルベリ)他。海外、とりわけフランスとイタリアでの評価は極めて高く、著作の多くが各国語に翻訳されている他、アングレームやルッカをはじめとする国際漫画祭への招待など、欧州を中心に各国が注目している。現在、天草四郎の埋蔵金をめぐる歴史浪漫『獅子と牡丹』をトーチwebで連載中。

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