ひたむきな学芸員と呪われた航海士。 時空を超えた “世界一スロー”な ラブストーリー
2036年、長崎ーー
ハウステンボス美術館で展示準備をする学芸員の前に青年の幽霊が現れる。
青年は350年前に沈没した「クルーンフォーゲル号」の呪いに巻き込まれ、成仏できぬまま今も海を彷徨い続けている。
彼が呪いから解放され天国へ行く方法はただ一つ。7年に一度だけ許される上陸期間中に「真実の愛」を見つけること。
学芸員の女性は過去の傷と後悔から人を愛することを拒んできたが、二人は時空を超えた出会いに戸惑いながらも少しずつ惹かれあい……

高浜 寛(Kan Takahama)
熊本県天草生まれ。筑波大学卒。2020年『ニュクスの角灯』で「第24回手塚治虫文化賞 マンガ大賞」および「第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・優秀賞」受賞。著書に『イエローバックス』『泡日』『凪渡り』『トゥー・エスプレッソ』『四谷区花園町』、長崎三部作『蝶のみちゆき』『ニュクスの角灯』『扇島歳時記』、『愛人 ラマン』(原作:マルグリット・デュラス)、『薔薇が咲くとき』(原作:ミュリエル・バルベリ)他。海外、とりわけフランスとイタリアでの評価は極めて高く、著作の多くが各国語に翻訳されている他、アングレームやルッカをはじめとする国際漫画祭への招待など、欧州を中心に各国が注目している。現在、天草四郎の埋蔵金をめぐる歴史浪漫『獅子と牡丹』をトーチwebで連載中。