時代の風が吹く中で歩き続けた。この道の先が知りたくて。
戦後まもない日本の映画界。通訳だった夏美が出会った、監督志望の根川。
ともに映画を作ることになる二人の道のりに、日本映画の黄金期が立ち上がる——。
「私には出来ない——
この胸の高鳴りを抑えることが」
薄墨で描く美しい光と影に、濃密な時代の風が吹くエンターテインメント漫画。
『エコール・ド・プラトーン』で近代日本文学のきらめきを描いた永美太郎、3年ぶりの新連載!
2024年10月31日 単行本第1巻発売!
永美太郎(Taro Nagami)
84年兵庫生まれ、東京在住。
酒場での愉しさは酒場までの道の愉しさに及ばず。