絶望した漫画家は都会でも田舎でもない黄昏の境界へ……
多摩川の中流や、武蔵野線・南武線沿線の地域には、田舎のような郷愁を感じるわけでもなく、下町のような情緒もない、只、時代に取り残された殺伐とした景色が広がっている。早朝の多摩川で対岸の景色を眺めているだけで寂しさがこみ上げてくるような……『死都調布』の作者が漂着した前人未到の旅漫画。
斎藤潤一郎(さいとうじゅんいちろう)
1980年 東京生まれ カリフォルニア育ち。
2010年 セミ書房刊 漫画雑誌 架空2010年6月号でデビュー。
2017年夏『死都調布』でメジャーデビュー(トーチweb)。
2018年夏『死都調布』刊行。
2020年春『死都調布 南米紀行』刊行。
2021年秋『死都調布 ミステリーアメリカ』刊行。
2022年春 フランスLezard Noir社より『死都調布』仏語版『SHIT CHOFU』刊行。
2022年冬 『武蔵野』刊行。
2024年夏 『武蔵野 ロストハイウェイ』刊行。
現在「トーチweb」で『BEM』連載中。
📽斎藤潤一郎のドキュメンタリー映像『Alternative Paths to Manga』(Archipel)