トーチ

痩我慢の説

「痩我慢の説」

手をふって、いい気分で、進まねばならぬ。苦しんで生き生きと暮らすのだ。

手をふって、いい気分で、進まねばならぬ。苦しんで生き生きと暮らすのだ。

冴えない中年医師と天真爛漫な姪。
去りし日の苦味と若さのきらめきをともに祝福するささやかで確かな人生讃歌。

藤枝静男の名編を『アントロポセンの犬泥棒』『電話・睡眠・音楽』の川勝徳重がいきいきと描く。

作者プロフィール

川勝徳重

1992年、東京生まれ。2011年『幻燈』(北冬書房)にてデビュー。漫画雑誌『架空』の編集・執筆に関わる。2016年にはPIZZICATO ONE『わたくしの二十世紀』アナログ盤のジャケット・イラストを担当。また『貸本マンガ史研究』に水木しげるについての評論を執筆するなど、活躍は多岐にわたる。著書に『十代劇画作品集』(セミ書房)、『アントロポセンの犬泥棒』『電話・睡眠・音楽』(ともにリイド社)。
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