小川しらす、鮮烈デビュー。心震える読切シリーズ。
「きみの絵を見ていた」
小学生のユキナリは絵が得意。だがコンクールで選ばれたのはミステリアスな同級生るるれの絵だった。
なんであいつが選ばれて僕は選ばれないんだろう。みんなも言ってる。
でも、あの絵は……
ユキナリの渦巻く心は何色だろうか。
おさなごころが疼く読切37p。
「あみかはポテトになりたかった」
本田あみかは高校生。毎日マキシのポテトを食べている。
クラスメイトはたくさんお喋りしてるのに、あみかはあまり喋らない。
いつからうまく話すことができなくなったんだろう。
日々はポテトみたいにしょっぱくてあたたかいものかもしれない。
そしてたぶん、誰かと一緒に食べるからおいしいんだ。
しょっぱくてあたたかい読切54p。
小川しらす
マンガ家。1998年生まれ。とても健康!
Twitter→@shirasuogawa