トーチ

龍子 RYUKO

「龍子 RYUKO」

日本はまだ、エルド吉水を知らない——。

血と硝煙の匂いに満ちた、中東の王国・フルセーヤ。
「黒龍会」組長の龍子は黒海へと勢力を拡大する中、幼い頃に亡くした母の死の真相を告げられる。
深まる謎は因果の果てに。それぞれの善、それぞれの悪。
修羅の舞台は日本・横浜へ——。

45歳にして突如マンガを描き始めたエルド吉水は、自らを「劇画家」と呼ぶ。
オール・アナログ・プロセス、怒涛の筆致で紡ぎ出される、“愛”そして“義”をめぐる親と子の物語。

フランスでのデビュー以降、イタリア、ドイツ、イギリス、アメリカ、スペイン、アルゼンチン、台湾…
第1作目にして世界各国で出版され、熱狂を生んだ衝撃作「龍子 RYUKO」。
今、満を持して日本凱旋。

———————隔週連載 水曜日更新!———————
次回、第二章「砂の雨」は2023年5月31日公開です。

作者プロフィール

エルド吉水(Eldo Yoshimizu)

東京藝術大学美術学部彫刻科卒業、同大学院修士課程修了。
パブリックアートの制作をメインに行い、国内外の公共空間に作品を設置。
45才から漫画を描き始める。
好きな食べ物は清湯牛腩麺。
好きな曲はSUEMARRの「人生行きあたりばったり」。

photo by Yukitaka Amemiya